『運命の風』(Wind of Fate)ギャラリーへ戻る D&D3.5edキャンペーン『Wind of destiny』にさきがけこんにちは、『運命の風(Wind of Fate)』DM(ダンジョン・マスター)の格斗です。運命の風〜Wind of destiny編〜に入る前にちょっとした説明をさせていただきたく思います。 まず、『運命の風(Wind of fate)』シリーズの基本コンセプトは2つあります。 1つは私(牙威格斗)が2002年にクラシックD&D用に考えたキャンペーン・シナリオを D&D3.5ed(当時の最新エディション)でプレイすること。 もう1つは、D&D3edサプリメント 『Book of challenges』 (日本語訳版『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』) に収録されている様々な “パズル”や、“檻から逃げ出した動物を殺さずに捕まえる”といった一風変わった遭遇を ひとつ残らず全て繋ぎ合わせ、一つのキャンペーン・シナリオの中に取り込むことです。 『運命の風(Wind of fate)』第一話 『嵐の前の凪ぎ』の (サブシナリオ『使い魔騒動』)に始まり、 作中の所々に出てくる(サブシナリオ『○○○○○』) という部分は全て『Book of challenges』(日本語訳版『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』)に収録されている遭遇を元に(一部の固有名詞等を変更したり)しています。 ________________________ 『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』ブック・オヴ・チャレンジズ ダニエル・カウフマン/[ほか]著 佐藤義浩/訳 鈴木達也/訳 危険は、曲がり角の向こうや仕切りの陰など、ありとあらゆる場所に潜んでいるものだ ダンジョンの仕掛け部屋、パズル、罠といった脅威を考えるのは、ダンジョンマスターにとって楽しくもあり難しくもある作業だ。本書には、さまざまなゲーム・セッションに適度な脅威をもたらす、次のような巧妙で手の込んだアイデアが満載されている。 どんなキャンペーンにでも組み込めるようデザインされた50以上の遭遇 レベル1〜20のキャラクターに対応させることができる調整可能なシナリオの数々 プレイヤーの意表を突く、危険に満ちた状況をDMが自分で作成するためのアドバイス 本書に掲載されている遭遇やアイデアは、プレイヤーの警戒心を高めたいと思っているダンジョン・マスターにインスピレーションをもたらすに違いない。 すべてのダンジョン・マスターにとって貴重な指南書となるだろう。 http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/products/supplement.html#book_challenge ________________________ ここでちょっと面倒なことが2点ありました。 一つ目は『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』は、D&D3edのサプリメントであり、 D&D3.5edには未対応なんです。 元々、私が『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』を購入した時は、まだD&D3edまでしか出ていなかったのですが、 他のキャンペーンをやっているうちに、D&D3.5edが出てしまい、しかたがないので 遭遇の内容を手動でD&D3.5edにアップデートしながらプレイすることにしました。 二つ目は、ホビージャパンから発売された日本語版を使っているため、翻訳ミスや難解な文章(まるで自動翻訳機にかけたような)といったエラッタが多く、中には攻略不可能な致命的なミスがあったりします。 たとえば、“『死者の監房』BoC52参照。”では、アンデッドのアルファベット(致命的なミス)がヴァンパイア以外は全て間違っています。 しかしそんなものは余計に手間をかければ済むことなので、『挑戦の書』を3edから3.5edにアップデートし、翻訳ミスに注意しながらプレイしてなんとか 『運命の風』(Wind of fate)第八話『運命の戦い』まで行って一区切れつきました。 さて、ここで次なる問題が起こります。 これはTRPGプレイヤー達にとってはよくあることですが、さらに続きをプレイしたくてもなかなかメンバー達の都合が付かず、集まりにくいという状況です。 さて、上記の紹介文を見ても想像できる通り、このサプリメント(『挑戦の書〜ダンジョンの部屋、パズル、罠〜』)は、ローグが重要な役割を果たすことが多いです。(もちろん、魔法の力や武力も必要ですが) ゆえに、 バンブル(ハーフリングのローグ/バーバリアン)、 アルウィン(ハーフエルフのレンジャー/ウィザード)、 フィース(アアシマールのパラディン/キャバリアー)達は 主人公(プレイヤー・キャラクター)としてはうってつけ(ラヴィリーナはNPC)だったのですが、 プレイ頻度の都合上、『運命の風』(Wind of fate)第八話『運命の戦い』を終えた時点でいったん、より集まりやすいメンバーに入れ替わることになりました。 常に集まれるプレイヤー・キャラのアルウィンと、NPCのラヴィリーナは続投し、そこに加わる新たなパーティ・メンバーはストーリーの脈絡からして、最愛の妹ラヴィリーナと再会を果たせた姉ローリエリーナ(NPC)と、その相棒“お茶目な”スコラル(プレイヤー・キャラクター)になります。 ローグ系キャラクターだったバンブルに代わる新たな主人公“お茶目な”スコラルはこのキャンペーン・シナリオの鍵となるローグにして、その他に対応できるオールマイティーなクラスであるバード、さらに戦闘能力をもつウォー・チャンターの3つマルチ・クラス・キャラクターです。 【スコラル(初期キャラ原案)】画像クリックでおまけ1を開きます。 illustrated by Ryu Shishiyama 王道とは一味違った女ノームの主人公の活躍をお楽しみください。 『運命の風』(Wind of Fate)第09話へ続く 『運命の風』(Wind of Fate)ギャラリー へ戻る |